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2026-09-23

空き家の実家に残った家具・家電はどうする?大型品の分け方と搬出の段取り

空き家になった実家の片付けで、最後まで残りやすいのが大型品です。母屋の婚礼タンスと食器棚、二階の学習机とベッド、台所の冷蔵庫、洗面所の洗濯機、居間の座卓とピアノ。小さな物は帰省のたびに袋で持ち帰れても、大型品は「どこに頼めばいいのか」「そもそも玄関から出るのか」が分からないまま、何度目かの帰省を迎えてしまいます。

結論から言うと、大型品は品物ごとに売り先や捨て方を調べる前に、次の3つで先に振り分けると動き出せます。①家電リサイクル法の4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機)かどうか——この4品目は市町の粗大ごみとしては出せないのが一般的で、出し方も費用の仕組みも別になります。②空き家のある市町の粗大ごみで出せる大きさ・重さか——大きさの基準も申し込みの期限も市町ごとに違い、そもそも市町では収集しない大型品もあります。③搬出経路を通るか——戸口や階段を通らない物は、売るにしても譲るにしても処分するにしても、そこで止まります。

なお、空き家の家財が相続財産にあたる場合、売る・譲る・捨てるといった物を減らす作業は、相続人全員の同意を得てから進めてください。相続放棄を検討している方がいる場合は、同意があっても先に進めず、専門家に相談して相続の方針が決まるまで売却も廃棄も見合わせてください(経路を測る、写真を撮って相談する、査定を受けるといった段階までは、その前でも進めやすい部類です)。

引越しに伴う不用品の分け方は引越し・住み替えの不用品は捨てる前に買取相談をにまとめています。この記事は、人が住んでいない家から大型品を出す場合に絞って説明します。

📷 【動かさないまま、置いてある場所で1枚】 「これは売れるのか、処分なのか」「玄関から出るのか」で止まっているなら、大型品が置いてある部屋の全体と、その物の正面を1枚ずつ。家電は銘板(メーカー名・型番・製造年のシール)が読める1枚もあると助かります。LINEからお送りいただけます。 写真でのご案内は概算です。正式な査定金額は、現物を対面で確認してからお伝えします。 → LINEで写真を送る

大型品を分ける順番

空き家に残った大型の家具・家電を分ける順番の図解。1 家電4品目か確認(エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機は粗大ごみ不可が一般的)、2 製造年と付属品を写す(銘板の年式・型番を1枚。通電は試さず、そのままの状態で)、3 搬出経路を先に測る(戸口と階段の幅、車を寄せられる位置。解体の要否もここで)、4 市町のルールを確認(空き家のある市町へ。予約制や重さ・大きさの上限がある)、5 相続財産は同意を得てから(家財が相続財産にあたる場合は相続人全員の同意後。相続放棄の検討中は専門家へ相談し方針が決まるまで見合わせ)

この順番で見ておくと、あとから「先に査定に出しておけばよかった」「収集の予約が間に合わなかった」という戻りが減ります。以下、それぞれを順に説明します。

家電は「家電リサイクル法の4品目か」で扱いが分かれます

大型の家電で最初に確かめるのは、その物が家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象品かどうかです。

4品目は市町の粗大ごみとしては出せないのが一般的

対象はエアコン、テレビ(ブラウン管式・液晶式・プラズマ式・有機EL式)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。処分するときはリサイクル料金がかかり、販売店や市町などに運んでもらう場合は、これに収集・運搬料金が加わります(自分で指定引取場所へ持ち込む場合は、リサイクル料金と郵便局での振込手数料です)。リサイクル料金はメーカーや品目・サイズによって、収集・運搬料金は引き取る販売店などによって異なります。

引き取りを頼める先は、おおむね次のとおりです。販売店に頼む場合は料金の払い方も店の案内に従い、郵便局で家電リサイクル券を用意するのは、自分で持ち込む場合や市町の収集を使う場合などです。

エアコンは取り外しに専門の作業が要ります。壁付けの室内機と屋外の室外機を自分で外そうとせず、販売店や工事業者に相談してください。

空き家で多いのは「引取義務外品」

空き家の家電で行き詰まりやすいのが、買った店が分からない・すでに廃業しているうえ、買い替えの予定もないという状態です。この場合の廃家電は「引取義務外品」と呼ばれ、次のように案内されています。

市町によっては、市が収集運搬の申し込みを受け付けていることもあります。大津市は、販売店に引き取ってもらう・指定引取場所へ自分で持ち込む・市に収集運搬を申し込む、の3つの方法を案内しており、料金の払い方は方法ごとに違います(2026年9月時点)。

遠方にお住まいの方は、市の収集を選ぶと帰省の日を合わせる必要が出てくるので、申し込みの前に立ち会いの要否を確かめてください。

遠方に住んでいて現地の事情が分からない場合は、先に市町の窓口に「引取義務外品がある」と伝えて聞くのが近道です。市町によって案内が違うので、いま住んでいる市町ではなく、空き家のある市町に確認してください。

中身と残り水の処理は、搬出より前です

長く電気が止まっていた冷蔵庫は、中に食品が残ったままのことがあります。搬出の当日に扉を開けて驚く、という事態を避けるため、中身の処理は先に済ませます。

中身が入ったままの冷蔵庫や水の残った洗濯機は、査定の場でも中を確認できません。処分が必要な物については、空き家のある市町のルールに沿った排出方法や、その市町の許可・委託を受けた業者への依頼をご案内します(いま住んでいる市町ではなく、物がある場所の市町のルールになります)。カタクルが古物商許可のみを根拠に、許可範囲外の家庭ごみや廃棄物を自社で収集・処分することはありません。

「売れる・売れない」は、家電は製造年、家具は素材と作りで分かれます

大型品をまとめて「古いから売れない」と決めてしまう前に、家電と家具で見るところが違うことを押さえておくと、手放す順番を決めやすくなります。

家電は製造年を見る——部品の保有期間という目安

生活家電は、製造から年数の浅い物が査定の対象になりやすく、年式の古い物は正直なところ期待値が低めです。理由の一つが、修理に使う部品がいつまで手に入るかという事情です。

家電メーカーは、製造を打ち切ったあとも修理用の部品(補修用性能部品)を一定期間保有し、その年数を取扱説明書やカタログで公表しています。業界の表示のルールでは、保有期間の年数としてエアーコンディショナー9年、電気冷蔵庫9年、電気洗濯機6年、カラーテレビ8年が挙げられています。製造打ち切りからこの年数を過ぎた物は、故障しても部品による修理が難しくなり、中古としての需要も下がりやすくなります。

査定のときは、まず銘板を1枚撮ってください。メーカー名・型番・製造年が書かれたシールやプレートで、冷蔵庫なら扉の内側や背面、洗濯機なら背面や側面、エアコンなら室内機の前面パネルの内側にあることが多い部分です。文字が読み取りにくくても、こちらで確認しますので、そのまま写していただければ大丈夫です。リモコン・給水ホース・取扱説明書のような付属品も、一緒に写っていると判断しやすくなります。

無人の家で「動くかどうか」を試す必要はありません

長期間通電していない家電を、査定のためにご自身で試していただく必要はありません。**電気を止めている空き家で、確かめるためだけにブレーカーを上げることは避けてください。**長く使われていない配線や家電は、ほこり・湿気・傷みの状態が外から分からず、通電で不具合が出ることがあります。

電気そのものを再開するかどうかは、片付けや管理の都合とあわせて決める話になります。考え方は空き家の電気・水道・ガスは解約する?にまとめています。すでに電気が通っていて普段から使っている家電であれば、そのままの状態を見せていただければ十分です。動作が分からない物は「分からない」とお伝えください。古い家電・オーディオの見方は昭和のオーディオ・古い家電は遺品整理で捨てる前にで詳しく説明しています。

家具は年式より、素材と作りで見ます

家具は家電と違い、製造年そのものより素材・作り・需要で見方が分かれます。

いずれも「値が付くことがある」という例で、当てはまるから買取できる・値が付くという意味ではありません。状態や種類によっては、査定が難しい物・お引き受けできない物もあります。家具の見方はソファー・家具の買取・査定にも整理しています。拭き上げたり、シールをはがしたり、傷を補修したりせず、置いてある状態のまま見せていただくほうが、確認できる情報が多く残ります。

📷 【銘板の1枚と、部屋の1枚を】 家電は銘板(メーカー名・型番・製造年)、家具は全体と引き出しの内側が分かる1枚をお送りください。動くかどうかを確かめていただく必要はありません。 写真でのご案内は概算です。正式な査定金額は、現物を対面で確認してからお伝えします。 → LINEで写真を送る

「譲る」を選ぶときに、空き家だからこそ決めておくこと

まだ使える大型品を、親族や近所の方、地域の譲渡掲示板を通じて譲るという選択もあります。使い続けてもらえれば廃棄にもならず、処分の手間も減ります。ただ、人が住んでいない家からの引き渡しでは、次の点を先に決めておかないと当日に止まります。

また、空き家の庭先や玄関先に大型品が出ていると、「無料で引き取ります」と声をかけられることがあります。積み込んだあとで高額を請求されるトラブルが報告されていますので、**その場では頼まないでください。**所有者が現地にいない空き家は、こうした声がけの対象になりやすい状況です。

処分は「空き家のある市町」のルールで——大きさ・重さ・予約に条件があります

家電4品目を除く大型品(家具・寝具・自転車・じゅうたんなど)は、市町の粗大ごみ・大型ごみとして出すのが基本の道筋になります。ここで効いてくるのが、市町ごとに基準も手数料も期限も違うことです。

大きさの基準と申し込みの期限は市町ごとに違います

滋賀県内でも、隣り合う市で扱いが違います。

いずれも2026年9月時点で各市が案内している内容です。金額・基準・受け付けの期限は変わることがありますので、出す前に空き家のある市町の案内でご確認ください。帰省の日程に合わせて出すつもりなら、申し込みの締め切りから逆算して動くほうが、二度手間になりません。

市町で収集しない大型品もあります

大型なら何でも粗大ごみに出せるわけではありません。たとえば大津市は、事業系ごみ、自動車・自動二輪とその部品、消火器、プロパンガス、使い切っていないカセットこんろ用ボンベ、農薬などの薬品、ピアノ、注射器や感染性のあるもの、タイヤ、バッテリー、FRP船を、市では収集できないごみとして挙げています。ピアノのように市町で扱わない大型品は、専門の業者や販売店への相談になります。物置や屋外に置かれた大型品の扱いは空き家の庭木・物置・屋外にある物の片付けにまとめています。

自分で解体してから出す場合の注意

「小さく切れば普通のごみで出せる」と考えたくなりますが、**解体すれば基準内に収まる、とは限りません。**大津市では、たたみや建具など建築にかかわるものは、自分が解体した場合でも事前の協議が必要とされています。市町によって、解体後も粗大ごみとして扱う物、量に条件がある物が分かれますので、切る前に空き家のある市町へ確認してください。

解体の作業そのものにも注意が要ります。ガラス扉の食器棚、鏡台の鏡、スプリング入りのマットレスは、工具で無理に分けようとすると割れたり、金属が跳ねたりします。**分解を前提に作られていない大型品を、その場の工具で切り分けるのは避けてください。**家ごと解体する予定があるなら、家財の扱いを解体業者の見積もりに含められることもあるので、空き家を解体する前の片付けもあわせてご覧ください。

搬出経路と解体の要否は、片付けの前に見ておきます

売る・譲る・処分のどれを選んでも、最後は「その物が家から出るか」に行き着きます。空き家では、ここを先に見ておくと日程を組みやすくなります。

測るのは4か所

  1. 物そのものの寸法——幅・奥行・高さ。タンスは引き出しを入れた状態の奥行で測ります
  2. 通り道の幅と高さ——部屋の入口、廊下の曲がり、階段の幅と踊り場、玄関の戸。古い家は敷居の段差や鴨居の高さで引っかかることがあります
  3. 出口から車までの距離——庭を回るのか、門を通るのか。門柱の間隔も見ておきます
  4. 車を寄せられる位置——家の前に停められるか、道路の幅はどれくらいか。前面道路が狭く軽トラックしか入れない立地では、運べる量と回数が変わります

写真なら、物の正面・通り道・玄関から道路までの3枚があると、こちらで確認しやすくなります。費用への効き方は空き家の片付け費用は何で決まる?、片付け全体の順番は実家じまいの順番にまとめています。

無人の家ならではの条件

自分で運ばない・分解しないほうがよい物

カタクルにご依頼いただく場合、買取対象品の運び出しはこちらで行いますので、動かさずそのままの状態でご相談ください。

片付けと買取は分けて考えます

大型品でも、扱いは同じです。

片付けのご依頼で買取できる物が見つかった場合は、買取額をその分、作業料金から差し引きます。作業全体の流れは滋賀の空き家・実家じまいの片付けにまとめています。滋賀県内の空き家について、まだ何も決まっていない段階のご相談も承っています。出張費・査定・キャンセルは無料です。

よくある質問

Q. 20年以上前の冷蔵庫や洗濯機でも、買取できますか?

生活家電は製造から年数の浅い物が査定の対象になりやすく、年式の古い物は期待値が低めです。メーカーが修理用の部品を保有する期間にも目安(電気冷蔵庫9年・電気洗濯機6年など、製造打ち切り後の年数)があり、それを過ぎた物は修理が難しく、中古としての需要も下がりやすいためです。加えて冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象品で、処分する場合はリサイクル料金がかかり、運搬を頼むならこれに収集・運搬料金が加わります。まずは銘板の写真をお送りいただければ、査定に回せそうか、処分の案内になるかをお伝えします。

Q. 家電を買った店が分からず、店も閉店しています。どこに頼めばいいですか?

購入した小売店が廃業している、贈答品で購入元が分からない、といった廃家電は「引取義務外品」と呼ばれます。空き家のある市町の窓口・清掃センターに処分方法を問い合わせるか、郵便局でリサイクル料金を支払って家電リサイクル券を受け取り、指定引取場所へ自分で持ち込む方法があります。ご自身で運べない場合は、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者に運搬料を添えて依頼する案内もされています。カタクルが自社で収集・処分することはなく、市町のルールや許可・委託を受けた業者への依頼をご案内します。

Q. 婚礼タンスや食器棚は売れますか?

大型の婚礼家具や合板の食器棚は現在は引き取り手が少なく、期待値は低めです。一方、桐や欅などの無垢材で作られた和箪笥・水屋箪笥、時代箪笥、状態の良いブランド家具は、傷や日焼けがあっても見方が変わることがあります。拭き上げたり補修したりせず、全体と引き出しの内側が分かる写真でご相談ください。状態によっては、査定が難しい物・お引き受けできない物もあります。

Q. 二階にある大型家具は、どうやって出しますか?

階段の幅と踊り場、部屋の入口の寸法によって、そのまま下ろせるか、分けて下ろすか、お引き受け自体が難しいかが変わります。ご自身で階段を下ろそうとせず、物の正面と階段・廊下が分かる写真を先にお送りください。経路を確認したうえで、可否と段取りをお伝えします。

Q. 相続した実家の家具・家電です。売ったり処分したりして大丈夫ですか?

家財が相続財産にあたる場合、売る・譲る・捨てるといった物を減らす作業は、相続人全員の同意を得てから進めてください。一人でも反対している間は進められません。相続放棄を検討している方がいる場合は、同意があっても先に進めず、専門家に相談して相続の方針が決まるまで売却も廃棄も見合わせてください。搬出経路を測る、写真で相談する、査定を受けるところまでは、その前でも進めやすい部類です。考え方は遺産分割の前に、実家の物をどう扱う?にまとめています。

Q. 出張買取の場合、クーリング・オフはありますか?

ご自宅にお伺いして買取する取引など、特定商取引法の訪問購入に該当する場合は、法定書面を受け取った日から8日以内であれば、契約を解除できる場合があります。一方で、品目や取引内容によっては訪問購入の規定が適用されない場合もあります。対象となる取引では、必要な書面をお渡しし、クーリング・オフや品物の引渡しに関するルールをご説明します。

大型品は「4品目・経路・市町のルール」から

空き家の大型品が動かないのは、物が大きいからというより、どの窓口の話なのかが分からないまま止まっていることが多いからです。エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機は家電リサイクル法の4品目で、市町の粗大ごみとは別の道筋になり、買った店が分からなければ引取義務外品として市町の窓口や指定引取場所へ。それ以外の大型品は、空き家のある市町の基準・手数料・申し込み期限を確かめてから。そして売るにしても譲るにしても、搬出経路を通らなければ始まりません。家電は銘板の製造年、家具は素材と作りを、動かさず・磨かずの状態で見せていただくのが、判断を早くする近道です。

そして、空き家の家財が相続財産にあたる場合、売る・譲る・捨てるは相続人全員の同意を得てから。相続放棄を検討している方がいる場合は、専門家に相談して相続の方針が決まるまで売却も廃棄も見合わせてください。経路を測ることや、写真での相談・査定は、その前でも進めやすい部類です。

📷 【まずは大型品の1枚から】 空き家のある市町と、気になっている大型品の正面・通り道が分かる写真をお送りください。査定に回せそうな物と、市町の窓口へご案内する物の目安をお伝えします。 写真でのご案内は概算です。正式な査定金額は、現物を対面で確認してからお伝えします。 → LINEで写真を送る

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